信用金庫内定大学生必見 就職までに同期との差をつけろ
こちらをご覧の皆さんは信用金庫業界に興味があったり、就職先を迷っていらっしゃる方が殆どだと思います。
私が信用金庫職員として感じた事や業務内容を詳しく披露しますので是非読んでみて下さい。
まだ内定してないけど受けたいという人にも参考となる情報があります。
信用金庫の業務は?
入庫後にする業務をイメージするのはとても難しい事だと思います。
信用金庫法に基づいて設立された協同組織の金融機関。一定地区内に住所または居所、事業所を有する者、また、その地区内において勤労に従事する者が会員となって出資する。預金・定期積金の受け入れ、会員への貸し付け・手形割引、為替取引などの業務を行う。
デジタル大辞泉:引用
イメージ出来たでしょうか?
業務は銀行と類似しております。
ポイントは対象としている顧客が違うといことです。
・地域密着
→一定地区内に住所または居所、事業所を有する者、また、その地区内において勤労に従事する者
・企業規模
→上記には記載してないですが、企業規模が大きい会社は取扱い対象とはならないので注意です。
基本的な業務は集金して預金残高を伸ばす、その預金から融資(貸出)して利子・利息の差額から利益を生み出しております。
もう一つの利益獲得方法の代表格は役務収益といって手数料収入の事です。
簡単なところで行けば保険業務の代行や投資信託の販売等がこちらにあたります。
つまり保険や投資信託を販売する資格や知識が必要となります。
皆さんがイメージしてたよりカバーしなければならない範囲が広いのでは無いでしょうか?
そこで今から出来る事は入庫前に終わらせておくべき!という訳です!!
入庫(入社)前から出世競争は始まっている。
社会人になるにあたり、一番私が気になったのが出世です。
社会に出ると当たり前ですが上司・部下の関係で人間関係が構築されます。
何年後かには同期に対して敬語で話しているかも・・・
私は何としても避けたい笑
となりました!!
入庫した後、3年や5年もすれば出世する人と出来ない人で差が出ます。
就職した方のほとんどは同期に負けたくない。と思っているのでは無いでしょうか?
出世に必要な事は
- 成績
- 人脈
この二つです。
一つ目の成績は
基本的には
- 預金残高を増やす。
- 融資残高を増やす。
- 年金受給者獲得
- 保険獲得
- 投資信託販売 等
細かいところですと、
- 新規カード獲得
- 外国送金先獲得
の他に信用金庫独自の考え方で色々なものを取り扱います。
2つ目の人脈はこれから偉くなる人と出来るだけ関わると言う事です。
最初の配属はあまり影響しないと言われていますが、
その考えは断じて間違いだと言っておきます。
理由は2つあります。
1つ目は配属支店や担当地域によっては成績を挙げにくいエリアが存在する。
自分の営業力で何とでも出来ますが、お客様が信用金庫を懇意に思ってくれているエリアはそれだけアドバンテージがあるのも確かですので配属エリアは重要と言えます。
2つ目は大きな支店の支店長はこれから偉くなる可能性が高く、新入職員で配属されるだけで顔を売れる。
人事部も馬鹿みたいに配属先を決定しているのではなく、本店等の力を入れている支店にはそれだけ優秀な人材が集まっているので顔を売る事が出来ます。
最初の配属はすぐに決定しますが研修時の感じだけでは人事を動かす事が難しい場合もあります。
一番手っ取り早くアピールする方法は
検定試験では無いでしょうか??
私の配属営業エリアは凄く良い地域でしたが、小さい店舗であったため人脈が伸びませんでした。そのため私は営業成績で表彰を受けることにより上の方との接点を作りました。
入庫前のスタートダッシュを決めよう!!
スタートダッシュを決めるにはアピールが必要になる→検定試験
就職までに検定試験は終わらせよう!
入庫前に取ると役に立つ検定試験一覧
- 証券外務員試験2種
- 証券外務員試験1種
- 内部管理責任者
こちらは投資信託を販売する際に必要な資格であり、遅かれ早かれ全員が取らなけ ればいけない試験です。
- 保険試験一式
生命保険・火災保険・傷害保険を販売する資格ですのでこちらも遅かれ早かれ取得が必要となります。
- FP
私の信用金庫では2級までが出世の必須項目となりましたので全員取得しております。
- 日商簿記検定
2級までは合格しやすく、私は面接の際にこの検定を褒められましたので合否に影響があるようです。
- 銀行業務検定
色々な銀行の業務についての検定となっておりまずは法務3級や財務3級に挑戦いてみてはいかがでしょうか?
他にも中小企業診断士や、宅建がありますがこちらは余裕のある方は挑戦してみると良いでしょう。
優秀な人は本当に優秀なのか?
優秀な人は周りの人に助けてもらっていませんか?
イメージというのはとても大事なもので、一度優秀な人というレッテルを貼られればよっぽどの事がない限り崩れる事はありません。
同じミスをしても優秀な人は体調悪いのかなと心配されますが、
普通な人はまたミスかよと思われます。
分かりやすくいうとコーチ等のブランド品は高くて当たり前であるというイメージがありこれに疑問を抱く方は少ないのでは無いでしょうか?
評価は他人がつけるものであるため成績で示すだけでなく優秀であるというイメージ付けを行なっていく事が重要です。
つまり貴方自身をブランディングしていく事が大切になります。
信用金庫業界の研究をちゃんとしましょう。
私は第1志望がハッキリと無く色々な職種を受けていました。
就職するときの信用金庫の業界研究は、
都内信金の財務内容。
経営学部であった私の典型的なミスは業界研究といえば財務内容を見る事。
凄く良い事だけど、その後もっと調べられたろ~笑
面接の時の質問も特にありません笑
自分にガッカリです・・・
質問すれば良い訳じゃないけど、普通入りたい会社に質問の一つや二つ皆さんお持ちでしたよね笑
信用金庫は営業エリアが決まっており、競合する信用金庫や地方銀行が自ずと決まってきます。
信用金庫によって強みになるものが違う為、今後の営業活動が変わってきます。
更に信用金庫の財務分析を行う事はとても難しい。
普通の企業とは違う考え方で考慮すべき項目が多くあり、自信が無い方は極論を言えば財務分析を行う必要は無いと思います。
利益等よりも信用金庫の規模は預金業量により決まる為、参考にするべき指標ではあります。
まとめ
物事にはタイミングと順序があります。
営業活動を行うにあたり新聞を毎日読み社会情勢を理解する事は大切なことです。
しかし貴方が営業活動をする頃には、また大きな話題や問題が発生していることでしょう。
習慣付けと言う意味ではいいですが、より即効性を考えると検定という形で自分の財産を増やすべきだと思います。
貴方の同期にあたる方の殆どは意識的に検定を取得しないでしょう。
理由は大抵
- 何を取得すればいいかわからない。
- 周りがやっていない。
- 面倒くさい。
何を取ればいいかは前述しました。
周りがやっていないから価値がある。
やっていないからやるんです。
後は面倒くさいに打ち勝つのみ!!
今空いている少しの時間を将来の自分に投資してみて下さい。
10年後必ず貴方を大きくしているでしょう。